昨日股関節が痛いと50代の男性が訪れてくれました。早速検査をしてみますと股関節というより坐骨神経痛で右のお尻あたりに痛みがあるようです。いつものごとく一通り施術を行い、再検査をいたしました。SLRテスト(あおむけで片足を伸ばしたままあげ、痛くない可動域がどのくらいか)を行ったところ施術前は35度?40度だったものが70度くらいまで上がるようになりました。元々この患者さまは身体が硬く、問題ない左足も55度くらいしか上がりません。左足も坐骨神経痛の施術を行ったので、そちらも同じくらいに。身体をひねった際に背中にツッパリ感や痛みもあったものがなくなり、180度以上ひねられるようになりました。これなら日常問題ないレベルまでなったので、これで終了と思いきや、起き上がる際にまだお尻に痛みが。あれ?坐骨神経痛によるしびれや痛みはないのになあ。筋肉反射テストを行うと、ふくらはぎ、太もも、背中、肩、腕、さらに目、腎臓、肝臓の疲れも関係していることがわかりました。肝臓は2日前に1年ぶりに飲んだお酒が関係しているかも?と思い当たる節があるようです。ふくらはぎ、背中、肩、腕はほぐれたので多少の変化はありました。けれど目と臓器の疲れはすぐには回復しません。パワーアップ療法は追加金額をいただくことになりますので通常のできる範囲で行いました。今回腎臓が腰痛に影響を及ぼしている範囲はどのくらいか患者様の腕を使って検査してみたところ、40%も占めていました。ここまで影響しているのでは腎臓も元気にしないといけません。手元に六味丸という漢方薬がありましたので、この患者様にあっているか検査したところ、いいようです。漢方を処方している病院で診てもらってみてはとお伝えしました。ちなみに六味丸とは、中国宋時代の医学者 銭仲陽の書「小児薬証直訣」に記載された薬方で、衰えた腎気(腎の機能)を強める薬方として知られています。漢方で言う腎気とは、現代医学における腎臓、副腎、膀胱、そして生殖器を含めた総称です。
今回は完勝とはいきませんでしたが、問題のある個所やとるべき栄養素、漢方薬などが「自分の反応でわかるんだなあ。」と不思議そうでしたが納得いただいたようです。
改めて原因を羅列しますとこの患者様の場合、
・腎臓・肝臓・胃など内臓の機能低下や疲れによるその周辺の筋肉の拘縮
・寒さによる血行、リンパの不良、筋肉の拘縮
・2,3日前の普段と違った身体の酷使による筋肉の拘縮および疲労(主に足や腕)
・偏った姿勢バランス
・忙しくって何日かあまり眠っていないため、脳や身体の疲労回復ができていない
・目の疲れ
・歯のかみ合わせ
・頸椎、胸椎のズレ
・お伝えしませんでしたが椎間板ヘルニアもあるようです。
これらの要因が重なって突然起こったようです。
このように、腰(ぎっくり腰)や首(寝違え)、肩の痛み、ひざの痛みなどが急におこったとしても既に蓄積された原因がすでにあったということです。
早いうちに、動けるうちに、軽いうちに少しでも解消しておくことは大事ですよ。

※追記
腎臓がなぜ腰痛と関係するか?
腎臓、肝臓などは胃ようにもたれる、痛いという信号を発しません。
代わりに臓器周辺の筋肉が拘縮し、コリとなって痛みを発症することはよくあります。
ですから内臓を無視して施術したのでは改善されない、また戻るということになります。
長期にわたって痛みがある、繰り返す場合はぜひ内臓の検査をされることをお勧めします。

整体 群馬