先日お越しいただいた患者様はぎっくり腰とのことで、動体療法で少しづつ痛みのない可動域を広げていきました。するとだいぶ良くなったようで、違う場所の痛みが顔を出してきてきました。患者様の中には痛みが移動してると思う方がいますが、移動したのではなく今までの痛みがなくなったので、2番目に痛かったところが目立ってくるからなんです。そんなこんなで30分経った頃には結構いい感じです。
ところがまだ仙骨辺りから両足にかけシビレがあり、通常なら坐骨神経痛と思うところですが両足に出ることは少なく、また、太もも、ふくらはぎを軽く押圧しただけで「イターイ!」と叫ぶ姿は尋常ではありません。筋反射テストを行ったところ、神経そのものに炎症があり、臓器は肝臓、膵臓、腎臓の順で影響しているようです。ではなぜ内臓なのかを診てみますと、大変な栄養不足で各臓器に栄養が行き届かず機能低下し、神経に支障をきたしているようです。また、精神的ストレス(トラウマも含め)も相当強く影響しています。ご本人から今までの状況を詳しく聞きました。昨年母親代わりに育てくれたおばあちゃんが亡くなったことで精神的不安定になり、2種類の安定剤を飲んでいたそうです。2か月過ぎた頃から腰に痛みを感じるようなり、朝、靴下を履こうとしたら動けずそのまま入院したとのこと。1か月弱経っても改善が見られないため違う病院に入院したがやはり変わらず。やむなくネットで探し、館林方面の治療院へ通ってみたそうです。ですがそこでは安定剤を止めないと自暴自棄になり、死んでしまうといわれ、ミネラル塩とボトルに入ったサプリ(中身は本人も知らず)だけで1週間断食し、様子を見ながら続けるようにと言われたそうです。現在60キロくらいなので栄養不足には見えませんでしたが3か月前からすると23キロ減ったそうです。それでは栄養不足で内臓や脳が弱るのもうなずけます。そんな彼女に安定剤を抜くためとはいえ、デドックスをすすめるなんて。このまま断食やったらさらに体調を崩していたでしょう。筋反射テストでも塩分が腎臓に負担をかけており、中身の分からないサプリもあっているとの反応は出ません。むしろ先に話したように栄養が足らず、ビタミン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、タンパク質etcが不足との反応があります。ここまで弱ってしまうと食べたい気持ちがわかないし、食べれば胃もたれやほかの症状が出るかもしれません。そうはいっても栄養不足を解消しないことには進展がありませんので、頑張って食べるようお話しました。
ではもう一つの原因である精神的ストレス(トラウマも含め)は何か?
1つめは亡くなったおばあちゃんへの寂しさ。2つめは安定剤をやめないと死んでしまうといわれてしまった恐怖でした。
それぞれにストレスシャットアウト療法を行い、3日後来店の際は特におばあちゃんがどうの、治療院で言われたことがどうのというキーワードが出てきませんでしたし、確認のため筋反射テストを行ってもしっかり力が入るのでよい兆し。本人もそれらについてはあまり考えなくなったらしく「ふぅ、良かったなあ。」と一安心。ところが4回目お店に入ってくるなり「一人でいると胸がざわざわして何もできない。」と再び落ちた感じがありありと。早速パワーアップ療法で落ち着かせ、筋反射テストで探ってみることに。あれっ、新たなストレス(トラウマ)がでてきたなあ。これは身体の痛みと同じで1番の悩みが解決したことで、2番目の悩みがあぶりだされたようです。彼女の場合、むしろこちらの方が根強い(精神的ストレス、トラウマ)と感じました。本人に3歳の時に家庭内で印象深い怒り、悲しみ、寂しさを感じることはなかった聞いてみたら、母親が一切かまってくれなく、その頃からおばあちゃんが母親代わりで高校になると母親は離婚し、家を出ていったそうです。ではお母さんに対しての感情はどうなのかを診てみました。自分を可愛がってくれなかった怒りや憎しみなのか?離れ離れになってしまった寂しさ、悲しみなのか?を探ってみました。どうやら悲しさに反応が強く出ます。何もしてくれなかった母に怒りや憎しみかを持つ方は多いのですが、そんな気持ちは微塵もなく、いまだ寂しい、悲しい、逢いたいと思う気持ちが40歳過ぎても影響しているなんて親子なんだなあと思うと同時に、恐ろしくもあります。
改めて整理しますと、精神的ストレスで自律神経バランスが狂い、内臓機能が低下することで周辺の筋肉が拘縮し、靴下を履こうとした際のちょっとした動作でぎっくり腰を発症。
痛みはストレスを助長しますが、そのストレスの矛先が腰へ向き、治療後日常生活には十分可能な状態になっているにもかかわらず、ここが痛いあそこが痛いと解消する度新たな痛みを自分で作ってしまう。母親への精神的ストレス(トラウマ)が関係していることがわかると矛先が変わり、会えない母親への思いが感情を起伏させ、胸がざわざわするようになったということ。
これらの反応は核心に触れたからであり、ということはチャンスなので再度ストレスシャットアウト療法とアレルセラピーで潜在意識に働きかけました。おそらく3回もすれば心も身体も安定するでしょう。では頑張らず肩の力を抜いてやっていきましょう。
補足
栄養不足は脳にも当然多大な影響を与えます。脳に必要なものは酸素とブドウ糖のみです。この酸素やブドウ糖を運ぶのは血管であり、その血管を筋肉のコリが圧迫してたら?生きるため内臓を自動に動かしている自律神経を骨格の歪みが圧迫してたら?血液に酸素やブドウ糖が少なかったら?脳はどうなるでしょう?正しい判断ができますか?ではなぜ栄養不足が内臓にも関係するか?肝臓は分解、解毒、ビタミン、グリコーゲン(糖質)フェリチン(鉄分)の貯蔵庫でもあります。身体のどこかに栄養素が足らなくなったら肝臓から小出しし補います。ところが貯蔵庫に栄養素がなかったら運べませんし、肝臓自体も栄養不足で弱ってしまいます。
では酸素は?酸素を運ぶには鉄分とヘモグロビンが結合する必要があり、それも足らないければ血液に溶け込みません。司令塔の脳は酸素も栄養も届かずして正常な機能を保てるでしょうか?朝飯を食べず、姿勢が悪いままマラソン大会に出場するようなものです。ガス欠酸欠で走る気力が続きますか?